犬のトリミングの頻度と費用相場|犬種別の目安を解説
愛犬のトリミング、どのくらいの頻度で連れて行けばいいのか悩む飼い主さんは多いのではないでしょうか。トリミングの適切な頻度は犬種や被毛タイプによって異なります。この記事では、犬種別のトリミング頻度の目安から、サイズ別の費用相場、自宅でできるお手入れ方法まで、トリミングに関する情報を詳しくまとめました。
1. 犬種別トリミングの適切な頻度
犬のトリミング頻度は、被毛のタイプによって大きく異なります。被毛の伸び方やもつれやすさを考慮して、適切なタイミングでトリミングに連れて行きましょう。
長毛種 ― 3〜4週間に1回
被毛が伸び続けるため、定期的なカットが必要です。毛玉ができやすく、放置すると皮膚トラブルの原因になります。
代表的な犬種:トイプードル、マルチーズ、シーズー、ヨークシャーテリア、ポメラニアン、ビションフリーゼ
短毛種 ― 1〜2ヶ月に1回
カットの必要はほとんどありませんが、シャンプーや爪切り、肛門腺絞りなどのケアは定期的に行いましょう。換毛期は抜け毛が多いため、頻繁なブラッシングが必要です。
代表的な犬種:柴犬、フレンチブルドッグ、パグ、ラブラドールレトリーバー、ビーグル、ダルメシアン
ワイヤーコート種 ― 2〜3ヶ月に1回
硬い被毛が特徴で、ストリッピング(手で抜く手法)が必要な犬種もあります。プラッキングやローリングといった専門的な技術が求められるため、経験のあるトリマーに依頼するのがおすすめです。
代表的な犬種:ミニチュアシュナウザー、ワイヤーフォックステリア、エアデールテリア、ジャックラッセルテリア
ダブルコート種 ― 1〜2ヶ月に1回
下毛(アンダーコート)と上毛(オーバーコート)の二層構造の被毛を持ちます。基本的にカットは不要ですが、換毛期にはアンダーコートの処理が必要です。シャンプーコースとブラッシングで被毛を健康に保ちましょう。
代表的な犬種:ゴールデンレトリーバー、コーギー、シベリアンハスキー、サモエド、秋田犬
2. サイズ別の費用相場
トリミング料金は犬のサイズ、犬種、施術内容によって異なります。以下はシャンプー+カットコースの一般的な相場です。
| サイズ | シャンプーコース | カットコース | 代表的な犬種 |
|---|---|---|---|
| 小型犬 | 2,000〜4,000円 | 3,000〜6,000円 | チワワ、トイプードル、ダックス |
| 中型犬 | 3,500〜5,500円 | 5,000〜8,000円 | 柴犬、コーギー、コッカースパニエル |
| 大型犬 | 5,000〜8,000円 | 7,000〜12,000円 | ゴールデン、ラブラドール、スタンプー |
※料金はシャンプー+カットの基本コースの目安です。毛玉取り、歯磨き、マイクロバブルバスなどのオプションは別料金の場合があります。
主なオプションメニューと追加料金
| オプション | 追加料金の目安 |
|---|---|
| 毛玉取り | 500〜2,000円 |
| 歯磨き | 500〜1,000円 |
| マイクロバブルバス | 1,000〜2,500円 |
| 薬用シャンプー | 500〜1,500円 |
| デザインカット | 1,000〜3,000円 |
3. トリミングに含まれる施術内容
「トリミング」というとカットだけをイメージしがちですが、実際にはさまざまなケアが含まれています。基本的なカットコースに含まれることが多い施術内容をご紹介します。
ブラッシング
毛のもつれや毛玉をほぐし、抜け毛を除去します。シャンプー前に行うことで、洗い上がりがきれいになります。
シャンプー&ドライ
犬用シャンプーで全身を洗い、ドライヤーでしっかり乾かします。皮膚の状態に合わせたシャンプー選びも重要です。
カット(スタイリング)
犬種に合ったスタイルや飼い主さんの希望に合わせてカットします。顔周り、足先、お腹、お尻周りなどを整えます。
爪切り
伸びすぎた爪をカットします。爪が伸びると歩行障害や巻き爪の原因になるため、定期的なケアが大切です。
耳掃除
耳の中を専用のクリーナーで清掃します。特に垂れ耳の犬種は耳の中が蒸れやすく、外耳炎の予防に重要です。
肛門腺絞り
肛門腺に溜まった分泌液を絞り出します。放置すると炎症や破裂の原因になるため、小型犬は特に定期的なケアが必要です。
4. 自宅でできるお手入れ方法
トリミングサロンに行く間のケアとして、自宅でできるお手入れも大切です。日常的なケアを行うことで、被毛と皮膚を健康に保ち、トリミング時の毛玉取り料金を抑えることもできます。
毎日〜2日に1回:ブラッシング
長毛種は毎日、短毛種でも2〜3日に1回はブラッシングしましょう。スリッカーブラシやコームを使い、毛の流れに沿ってやさしくとかします。特に耳の後ろ、脇の下、内ももは毛玉ができやすいので重点的にケアしましょう。
週1回:足裏・足先のチェック
足裏の毛が伸びるとフローリングで滑りやすくなり、関節を痛める原因になります。足裏バリカンがあれば自宅でもケアできます。爪の長さも定期的に確認しましょう。
2〜3週間に1回:シャンプー
自宅シャンプーは2〜3週間に1回程度が目安です。洗いすぎは皮脂を落としすぎて乾燥肌の原因になります。必ず犬用シャンプーを使い、すすぎ残しがないよう丁寧に洗い流しましょう。ドライヤーでしっかり乾かすことも重要です。
5. 季節ごとの注意点
犬のトリミングは季節によって注意すべきポイントが変わります。それぞれの季節に合わせたケアを心がけましょう。
春(3〜5月)
冬毛から夏毛への換毛期です。ダブルコートの犬種は大量に毛が抜けるため、こまめなブラッシングとアンダーコート除去が必要です。換毛期はトリミングサロンも混み合うため、早めの予約がおすすめです。
夏(6〜8月)
暑さ対策としてサマーカットを希望する飼い主さんも多いですが、短くしすぎると紫外線や虫刺されのリスクが高まります。適度な長さを維持しつつ、通気性を良くするカットが理想的です。
秋(9〜11月)
夏毛から冬毛への換毛期です。春と同様に抜け毛が増えるため、ブラッシングの頻度を上げましょう。冬に向けて被毛を整えるトリミングがおすすめです。
冬(12〜2月)
乾燥による静電気で毛玉ができやすい季節です。保湿スプレーやコンディショナーを活用しましょう。短くカットしすぎると寒さに弱くなるため、被毛の長さには注意が必要です。